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小学生までの方
上あごが、大人の歯が全部きれいに並ぶ大きさに成長できていないのが原因です。上顎と下顎の成長は、そもそも発育のピークを迎える時期が全く異なっており、身長の伸びとともに比較的ゆったり発育する下顎に対し、上顎は、5歳をピークに10歳前後でほぼ成長が完了してしまいます。きれいに並ばないまま上あごの成長が終わってしまうと、何本か抜歯をしないと歯は並ばなくなります。
上記に多くあてはまる方は...
上あごの発育不良が原因の可能性が高いです。
あごが発育不良で小さいと歯ならびが悪くなります。そして鼻腔も小さくなります。鼻腔が狭いと、通常の子より鼻での呼吸がしにくくなります。その足らない分を当然、口で呼吸して補うようになります。そう、これが口呼吸の原因です。子供達は好きで口で呼吸をしているわけではないのです。お鼻で呼吸がしづらいので、口を開いているのです。この口での呼吸が続くと、本来、鼻のフィルターでカットされるべき、ホコリ、細菌、ウイルス、花粉などが直接気道に入ってくるので、扁桃腺が反応して腫れてきます。扁桃腺が腫れるとさらに呼吸がしづらくなります。そうなるとあごを前に突き出すようにして口を開いて呼吸をするので、姿勢が悪くなります。
あごの発育に問題がある・歯が大きすぎる・歯の生える位置がおかしい と、以下のような症状が出ます。
あごが前後や横にずれるため
食べ物が噛めない・飲み込めない・しゃべりにくい
全身にバランスが及ぶため
鼻で呼吸ができない
みなさまのお子さんは、
口呼吸していませんか?
お子さまの未来のために「歯列不正」のことをきちんと知って、今から治療をはじめましょう。
矯正治療は、装置によりあごの発育に問題のあるところを正常に戻すとともに 機能訓練を行い、歯並びや顔のバランスを良くし、口や呼吸、姿勢などの機能も改善します。
顎顔面矯正では前歯にすきまができてしまう時期が一時的にあります。しかし、永久歯交換期に治療を開始する事で、周囲に前歯がない生え変わりの途中のお子さんが多くいるので、すきまがあっても目立つ心配はなくなります。
デコボコに歯が並んだ状態で、別名「乱ぐい歯」ともいいます。普段の歯みがき等がきちんと行えないのみならず、特定の歯に負担がかかることで、歯の寿命を縮めてしまいます。「八重歯」も叢生の一種です。
歯と歯の間にすきまができた状態です。普通は永久歯の生え変わりと一緒に改善されることが多いですが、永久歯列期の完成後もすきまがあると、歯と歯の間に食べかすがつまって、虫歯や歯周病になりやすくなるなどの影響がおよびます。
下あごの前歯が上あごの前歯より前に突き出た状態で、「反対咬合」ともいいます。口もとの審美性が損なわれる、物が正確に噛めないサ行やタ行が発音しづらいなどの影響がおよびます。
上あごの前歯が下あごの前歯よりも前に突き出た状態です。上の前歯は人目につきやすいので、口元の審美性が損なわれます。また、発音障害などに影響がおよびます。
奥歯は噛み合っているものの、上下のあごの前歯の間にすきまがある状態です。口がいつも「ぽかん」と開いており、口腔内が乾燥しやすくなることで、虫歯や歯周病になりやすいです。また、風邪や口臭の原因にもなります。
歯並びがわるいと、人前で自信を持って笑えなくなるなどの精神面の問題がおこります。また、虫歯や歯周病等の病気にもかかりやすい等、健康面の問題も生じます。歯並びや噛み合わせがみだれることで、からだ全体の調和が崩れることでさらに不定愁訴が発生する場合もあります。矯正歯科治療では、“精神面”と“健康面”の両方において重要な治療です。
不正歯列によって、歯並びの乱れが気になり人前で思いっきり口を開けて笑えない、積極的に人と会話できないなど、お子さまのコンプレックスの原因となります。ひどくなると、お口まわりの筋肉が正しく発育せずに、顔の形が歪んでしまう場合もあります。歯並びの悪さは見た目だけの問題ではなく、歯磨きなどのケアが行いにくくなるので、虫歯・歯周病になりやすくなります。また、虫歯・歯周病が発症した後も、適切にケアできないため、症状が悪化しやすくなります。そして、将来歯を失いやすくなる場合があります。さらには、お口の中だけでなく、全身のバランスも崩れ、肩こり・腰痛・頭痛などの不定愁訴が起こる場合があります。
矯正の適応年齢は、あごの成長期である6~9歳ごろです。受け口の場合は5歳ごろから開始することが理想です。上あごの骨は、3つのパーツで構成されていますので、顎顔面矯正ではこれらを拡大させ、固定し、パーツ間に骨ができることで上あごの骨を広げて、上あごの歯列を整えます。しかし、10歳を超えると上顎の成長が終了するので拡大しにくくなります。
顎顔面矯正では前歯にすきまができてしまう時期が一時的にあります。しかし、永久歯交換期に治療を開始する事で、周囲に前歯がない生え変わりの途中のお子さんが多くいるので、すきまがあっても目立つ心配はなくなります。
適応年齢は6~9歳ごろとなりますので、早く始めれれば治療は早く済み、経過観察を定期的に行い、再度装置の装着が必要かどうかを判断します。
藤田歯科ではお子さまの矯正歯科治療におきまして顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)という治療法を積極的に行っております。こちらの矯正治療法は、上あごが発育不全による不正歯列・口呼吸等の症状が出ている場合に、歯の土台となるあごの骨を広げる治療法です。結果として不正歯列の解消や鼻腔の通気性を改善して、
等の、いろいろな症状を改善します。また、集中力アップや免疫力の向上にもつながります。
口呼吸は「睡眠の質」に影響を及ぼし、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因にもなると言われています。顎顔面矯正治療により、歯列不正の改善だけではなく鼻腔の面積が広くなることにより、しっかりとした鼻呼吸ができるようになるという利点があります。
鼻呼吸をすることは、睡眠の質のアップにつながり、姿勢改善・風邪予防・集中力アップ・スポーツのパフォーマンス向上など、健康面、学習面、運動面、外見等、さまざまなメリットが期待できます。
固定式の装置を使用するので、取り外して紛失するおそれが少ないので、お子さまご自身での管理が不要です。
歯の裏側に装着するので、歯列の後ろ側に隠れる事で目立ちにくいのが特徴です。周囲の視線が気になってしまう多感な時期でも安心して治療が継続できます。
歯の土台であるあごの骨を広げる治療法ですので、成人の矯正のような抜歯は不要です。
成人の矯正の場合は歯並びが後戻りする事がありますが、顎顔面矯正におきましてはあごを広げることにより歯に負担をかけず、萌出位置で矯正が終了することが多いので、原則的には歯並びが後戻りすることはないのが特徴です。
通常の矯正歯科治療よりも比較的治療費を抑えることが可能です。
当院で虫歯などの歯科検診受信後
こちらは必要に応じて装着します
前歯に装着する矯正器具
就寝時に装着するお面のような装置
就寝時に装着するマウスピース
できるだけ低い年齢から治療を開始する事が効果的です
発育の問題を正常に戻していく治療ですので、できるだけ低い年齢から治療を開始することが効果的です。上あごの成長は10歳ごろで止まってしまうので、6〜8歳くらいに開始することが理想的です。
1〜2年程が目安です。
始める時期にもよりますが、永久歯が生えそろう12歳ごろまで歯ならびの管理が必要です。治療を早く開始できれば、1〜2年ほどでバランスの取れた歯ならびになり、その後は経過観察になる場合もあります。
最初の装置を装着するまで:1〜3週に1回程
装着後の調節:1ヶ月に1回。
装置が装着されていると虫歯のリスクが高くなりますので、虫歯予防のためフッ素塗布など、月一回予防処置に来ていただきます。
装置が装着されていない時は概ね3ヶ月に1回経過を見せていただいております。
健康保険が適応できない自費扱いとなります。
詳細な費用は使用する装置・治療期間により異なります。
まずは、お子さまを診察させていただき、治療費の目安についてお答えすることが可能です。
治療開始〜終了までずっと装置が入っている事はありません。
短いもので半年ほど、長いもので1~2年ほど使用します。あごの発育や乳歯から永久歯への生えかわりの際、必要に応じて使用装置を再度作製し、治療を進めます。
使用状況に応じて壊れることもあります。
しかし、正常な使用状況であれば万が一壊れても、口の中が傷つくことはありません。
ほとんどの場合、歯列の内側に装着致しますので、ほぼ見えることはありません。
むし歯のように「ズキズキ」する痛みとは異なります装着した直後は、喋りにくい、飲み込みにくい、食べるのが遅いなどありますが、数日でいつも通りに戻ります。
個人差はありますが、2,3日は軽く痛む場合があります。
歯科衛生士が清掃の方法をご指導いたします。
また、装置専用の接着材にはフッ素が含まれておりますので、食生活に偏りがなく、普通に清掃できれば、むし歯になることはありません。
固定式(取り外しができない物)と可徹式(取り外しができる物)があります。
治療の進め方により異なりますが、どの装置を使用するかを検査により決定致します。発育は休みなく続いていますので、治療の効率を考えれば固定式の装置が望ましいことになります。こちらの理由から、治療に用いる装置のほとんどは固定式となります。
日常生活に支障をきたすことはありません。
固定式を装着した直後は、食事や会話を不自由に感じる事もありますが、数日経つと慣れてきて、日常生活に支障をきたすことはありません。
そのようなことはありません。
かえって、かみ合わせやあごが安定し、呼吸機能が改善することで、運動能力が向上することもあります。
吹くことはできます。
かえって、治療で鼻呼吸ができるようになることから、息が長く続くようになったり、音色が良くなることもあります。
後戻りする事はありません。
発育期の矯正治療は、あごや歯並びの形を整え、それに食事や会話、呼吸などの機能を調和させる治療です。両者がしっかりと調和することで、後戻りする事はありません。
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